世のお母様、お父様、いつもご苦労さまです。育児に家事にいつも家族や子供のために生きるお母様、お父様はとてもかっこいいです。
そんな忙しい毎日を過ごしているお母様、お父様、子供たちに「部屋を片付けなさい!」とついつい叱ってしまってはいませんか?もちろん時には叱ることも重要ですが、子供の頃から「片付けなさい」「部屋を汚すな」と叱ってしまうとお子さんは部屋の片付けに対してしっかり苦手意識が生まれてしまいます。
毎日忙しい日々を送っているとついイライラしてしまうものです。何気なく過ぎていく日々ですが、その何気ない日々で将来お子さんが片付けが得意な子になるか、全く片付けられない子になるか、決まってきます。
もちろん性格などもありますが、幼少期の記憶は残るものです。その時期に、片付けが嫌なイメージになってしまえば、大人になっての片付けに対しての意識が大きく変わってきます。
そこで、幼少期にできるだけ片付けに対して苦手意識が生まれないように、今から少しでも工夫できるように様々な方法を紹介してまいります。
意識すべき4つのポイント
・ゲーム方式で片付ける

子供は好奇心が旺盛で、様々なことに興味を持ちます。そして遊ぶことがすきな子供たちには、ゲーム感覚で片付けを行うと自然に片付けは楽しいものになります。
例えば、タイムアタックでどれぐらい早く片付けられるか数えてみたり、大人が家事(洗濯物を干す、畳む等)を済ませるのと同時に競争という形でゲーム方式にしてみたりすると家事もでき、一石二鳥です。もちろん大人は負けましょう(笑)
・大人も一緒に片付けをする

上記にもありますが、「私はこれ頑張るから、あなたはこれ頑張れる?」「一緒に頑張ろう」という風にやらせるのではなく、一緒に頑張るということを行ってみましょう。
そして、頑張った後は必ず褒めてあげましょう。
・ご褒美は必ず

片付けだけではなく、何かを達成した後には必ずご褒美を与えるようにしましょう。
仕事を頑張ればお給料をもらえる、そういったことに近い感覚です。
子供たちにも頑張れば良いことがあるということを教えてあげましょう。
・子供のできる範囲を把握する

当たり前ですが、子供にもできる範囲や集中力の限界があります。あれもこれもと言ってしまうとキャパオーバーになってしまいます。大人であっても自分自身に余裕がないとき、イライラしてしまうときは、どうしてもあれもこれもと求めてしまいがちです。
片付けに限りませんが、子供と向き合うときは一旦冷静になることなども意識しましょう
子供が片付けやすい環境を作る

片付けをしようとしても、どうすればいいか分からなかったりします。なので、「この車のおもちゃは、この箱に」「人形はこっちの箱に」という風に収納場所を確保するお手伝いをしてあげましょう。
片付けがしっかり行える環境を作ってあげることで、片付けがしやすくなります。
ここで子供が少しでも片付けをしやすくなる環境を作るためのポイントも紹介していきます。
・子供の目線に収納スペースを合わせる
無意識のうちに大人が過ごしやすいような環境になりがちです。子供たちにとって、片付けやすい環境を作ってあげましょう。まずは目線を合わせてあげること、手の届くところに設置してあげること。意外とできていないということが多いのです。子供に片付けをしてもらうために、環境づくりを意識してみましょう!
・片付け箱を工夫する
片付けボックスは子供が楽しく片付けをするためにも様々な工夫があるのです。例えば箱に子供が好きなシールを張ったり、何を入れるか名前をわかりやすく書いたり、様々な工夫があります。子供が片付けに対して楽しいと感じてもらえるようにしましょう。
・簡単なルールを子供と一緒に決める
子供と大人での簡単なルールを決めるのもとても大事なことです。「この時間は片付けの時間にしよう」「ここにはこれを置いてみよう」というように、ルール、約束を一緒に決めましょう。ただ、大人が決めつけてルールや約束を決めてしまうより、子供と一緒に約束事を決めるほうが子供にとっても責任感が生まれます。やってしまいがちなのが、決めつけてしまうということです。決めつけてしまうと逆にやる気を喪失させてしまう恐れがあります。子供にもしっかり意思があるということを忘れないでください。
まずは楽しさを伝えよう

片付けという言葉を聞くと、やはり「面倒くさい」という感情がとても大きいことでしょう。子供にはじめからそのような感情を伝えるわけには行きません。いずれは片付けが面倒くさいものになるかもしれないですが、好奇心が旺盛で何でもやってみたいという子供の時期は楽しさを教えてあげましょう。
また、片付けをしていく上で身につくことがたくさんあります。自分で決断するという判断力、片付け作業を行う上で効率の良さなどが身についたり、自然と身の回りをきれいにするという習慣が身につきます。他にもこうしたほうが効率がいいかなと考える力も身につきます。幼少期からそれらの力を身につけるのはとても重要なことです。
まとめ

子供に楽しく片付けをしてもらうために大人の固定概念というものを一旦考え直してみましょう。もちろん片付けは面倒くさいものかもしれません。しかし、子供は何もかもが新しい世界なのです。いろんなことが面倒くさいものになるのか、楽しいものになるのかは、その場面次第になってくると言っても過言ではありません。
毎日毎日忙しい日々を送っているとイライラしてしまうことが多々あると思います。しかし、子供と向き合うときは感情的にならず冷静になることを忘れないでください。
子供にも意思があり意見があります。大人の意見で押しつぶしてしまわないよう意識しましょう。
部屋の片付けなどには、正解はありません。何が正しいか、間違っているか、やり方に正解はないので、いろんなことにチャレンジしてみましょう。